あろブ

そのうち何か書く

舞台役者に必要なもの

舞台をめっちゃ多いわけじゃないけどそれなりに見てきて、改めて刀ミュと刀ステを見てみると、役者ってつくづく身体能力と場数だな、と思う。
かつて数年ほど追っかけしてた山本耕史って役者が、0歳でモデルデビューし、舞台は10歳で「レ・ミゼラブル」のガブローシュって重要な役をやってるバリバリの子役出身なんだけど、こいつの持論?に「演技はぜんぶドラゴンボールに描いてある」(超うろ覚えですがそのようなこと)というのがあって、これを聞いた人はファンであっても「もう耕史くんってばー」って感じで「ふざけている」「面白がらせようとしている」と捉えるんだけど、それってもしかして彼にとって演技は「理屈じゃない」ってことなんじゃないかと。
最近は演出もしている山本耕史なので、子どもの頃から役者やってるわけじゃない人に演出を付けるためのちゃんとした言葉も持っているとは思うんだけど、たぶんそうやって人に伝える言葉になる前のところで身体的に染み込んでいるものなのだろう、演技って。
これまたうろ覚えな話だけど、大昔、北野武が自分の監督作品に主演した若手女優さんについてインタビューで意見を求められて、「あれはさぁ、読んじゃってるんだよな、演技論の本とかを」って残念そうに言ったんですよね。インタビュアーは若手の(当時はまだアイドルに近かった)女優を褒める言葉を待ってたと思うんだけど、それを聞いてすごくびっくりしてしまって。
演技論の本、って具体的に言ってたけど忘れてしまったけど、メソッドとかスタニスラフスキーとかその系統のものだったと思う。というか、ここ数年はどうなのか知らないけど、もうずーっとハリウッドの役者とか、それに影響された日本の役者も好きそうじゃないですか、メリル・ストリープが浮浪者の役をやるのに実際に歯を抜きましたとか、ロバート・デ・ニーロタクシードライバーの役をするために実際にニューヨークでイエローキャブを走らせて客を乗せてました、とか。
私も昔はそういうのかっこいい!とか思っていたけれど、舞台を見るようになってから、かなり疑問に思ってしまって。そもそもそんな演劇論の本なんか読んだことないから明確に否定も出来ないけど、舞台を見ていると何か違うような気がして。
それで物心付く前から舞台に放り出された山本耕史の舞台やらを見てると、映像作品はどうだか知らないけど少なくとも舞台に関しては、どれだけ「演技としての身体の動きを知っているか」が鍵で、その「知識ではなく身体が知っている」のが「どれだけその場にいてしっくり来てるか」に繋がって、要するに場数踏んでるのが重要で、それこそが演技なんじゃないかと思って。
山本耕史みたいに幼いころからそういうことをやってたら理屈じゃなく身体が覚えてしまっているんだけど、ある程度の大人になってから演技を始めた人には系統立てた知識が必要で、そう自覚しているわけじゃないだろうけどそういう手法を学ぼうとしてしまうのかもしれない。
山本耕史はたまたまお母さんがステージママだったわけだけど、歌舞伎の家に産まれた子なんかも物心つかない頃から舞台に立たされて叩き込まれる(一般家庭の家に産まれた子からも才能のある子を見つけようとして、子ども向けの歌舞伎養成所みたいなのもある)。一番重要なのは、少しでも年数積んでたくさん舞台に立つことだから。
いや、北野武が明確にそういう意味で演技論の本を読むことを否定したのかどうかは知らないけど。
で、ここでようやく冒頭の刀ミュ刀ステの話になるわけですが、2.5次元舞台は刀剣乱舞関係で初めて見まして。その前のぼんやりとしたイメージは「とりあえずまぁ下手なんだろうな」ということ。歌にしても演技にしても。そこから出てきて活躍してる役者がいることは知ってるけど、そこに来るまでの子たちがたくさんいるんだろうと。2.5次元舞台から、その次のステージに来るために頑張ってる子たちがたくさんいるんだろうと。
そして実際に見てみるたら、その考えは半分正しくて半分間違ってました。ずっと見てる人には当たり前のことなんだろうけど。
このポストを書く前に2.5次元界隈ファンブログでは多分有名であろうブログの「役者は顔だけでも別にいいじゃないか、顔目当てで見て何が悪い」みたいな感じの記事を読んで(面倒だからリンクしないけど)、ものすごく違和感を覚えたんですよ。顔は良くても、下手だったらハラハラしない? いつ間違えるかいつ間違えるかって思って安心して見ていられなくない? 私、上記で書いた場数踏みまくってるはずの山本耕史でも、ある舞台でミスったとき(ベテランだけあって上手く乗り切るんだけどさ)、それ以降緊張して作品に浸れなかった。この人ちょくちょくしょうもないミスするし(そこもヤツらしくて好きだが)。あと舞台だったら、小さめの劇場でど真ん前で見ない限り、顔なんてあんまりわからなくない? 2.5次元だったら特にめっちゃ化粧濃いからあんまり地の顔とか関係なくない? それは自分が見たのが刀剣乱舞だけだからそう(化粧濃いって)思うだけ? まぁ「顔がいい=化粧生えする顔」って意味もあるのかもしれないけど、やっぱりあの場で「顔だけ」って言われたらちょっと是非はともかく物理的に無理がないか。顔よりも絶対的に目に入る全体の動きの方が重要じゃないか。
ということでやっぱり「舞台に立つための動きが、どれだけ知識じゃなく身に染み付いてるか」が重要じゃんと思うわけですが、刀ミュも刀ステもそれがまだまだな子もいれば、もう素晴らしい!という子もいて、私はあんまり「下手だけど頑張ってた」ってのには興味はないので、ひたすらそういう「舞台に立つためにそこにいる子」に舌を巻いていました。
圧倒的にうめぇぇぇぇ!って思ったのは刀ミュ二作目で堀川国広をやった小越勇輝さん。もう私が偉そうに書いていい人じゃないことはわかってる。っていうか上手い……。見てるあいだ中、「何この人!」「絶対場数踏みまくってる!」「ひとり格が違う!」って思って終わってから急いでwikiったら、テレビドラマのリストで一番古い作品で6歳くらい。実際はその前からやってるとかで、あ、これ山本耕史とおなじパターンや……。
例えば座ってる別の登場人物に駆け寄って身体を屈めて話しかける、みたいな何気ない場面でも手足の動きから声の出し方からめちゃくちゃ舞台役者のそれで、見ててとにかく気持ち良かった。こういう人がいて良かった……と思った。座長の加州清光役の佐藤流司さんも上手いんだけど、彼はもっとアイドル寄りでアイドルのプロって感じ。彼は彼でキラキラしてて世界を作り上げていて凄い。対して小越勇輝さんはプロ役者って感じだった。見てて本当に気持ちよかった~。
後は刀ミュ三作目の太田基裕さん。千子村正のソロ場面が圧倒的だった。そのまま劇団新感線の舞台に出ても行けそうだと思った。私は新感線あんまり好きじゃないけど……。新感線を何度も見てて刀ミュも見た友だちに「ひとり劇団新感線」って言ったら爆笑してた。
で、にっかり青江役の荒木宏文さん。
にっかり青江は刀剣乱舞の中で一番の推しなので、二作目のライブビューイングで次の作品ににっかりが出ると聞いて、めちゃくちゃ期待してたんだけど、配役が発表されてお顔を拝見したときには正直ピンと来なかった。今でも素のお顔はそんなにどうとも思わない。でも舞台に立ったらその立ち姿も動きも素晴らしくメリハリがあって、何より走り方がめちゃくちゃかっこよかった。柔らかさと強さと、飄々とした雰囲気とその中にある芯みたいなものを兼ね備えているにっかりにぴったりだった。
ほらやっぱり、舞台に立つ人は身体能力だろう? と思う。そして太田基裕さんも荒木宏文さんも、30歳を超えていて、具体的なキャリアはちゃんと調べてないけど(というかwikiは読んだかもしれないけどまだ暗記はしていない)、子役からってほどじゃなくてもそれなりに経験を積んでいるんだろう、多分。ほんと、安心して世界に浸れる……。
ステの方では圧倒的鈴木拡樹さんなんだけど、なんか私が偉そうに言うのは今まで以上に恐れ多いので何も言わない。でもなんだろうこのどっしり感。お母さんなのかな?(おじいちゃんです)ステの初演を見た後に最遊記の三蔵の写真だけを見たけど、死ぬかと思った(かっこよすぎて)。
というわけで、30代やっぱり落ち着くわ……。小越勇輝さんもキャリア的に30代でいいよもう……。というくらい、2.5次元を見てもやっぱり30代に目が行くし、2.5次元に30代がいて良かった……。キャリアある人がいて良かった……。
先のポストに書いたように、ステは東啓介さんと健人さんも気になってるんだけど、たぶん30代になるまでこの世界で頑張ってくれたら、きっと凄くいい役者さんになろうだろうそんな気がするので……。東啓介さんは初演よりとっても良くなってたし、ステの一作目再演は見なかったので、今回初めて拝見した健人さんはびっくりするくらい舞台映えする人だったなぁと。また何か別の作品でも絶対に見たい二人。
あと全然言及してない崎山さんなんだけど、なんだかものすごく掴みどころがなくって、でも除外してしまうのは私が石切丸さんが実は刀剣乱舞で一番の推しっていうのを除いても惜しくて、もしかして一番好きなんじゃないかと思ってる。よくわからない。
とりあえず、鈴木拡樹さんと崎山つばささん共演の「煉獄に笑う」が早く見たいです。

2.5次元の舞台に出るひとたち

結局最初の記事以降、ずーっと何にも書いてないんだけど。

刀剣乱舞をサービス開始の頃からやってて、その流れで刀ミュとか刀ステを一応見ているんだけど、「三百年の子守唄」を見てから何かが来てて、だけどそれに出てる役者さんたちにはあともう一歩でハマらないかなぁ、と思っていたのに、ここに来てじわじわ気になりだしてる。

ミュは崎山つばささんと、荒木宏文さんと、太田基裕さん。

ステは鈴木拡樹さんと、東啓介さんと、健人さん。

舞台やらない地方民にはこんなにいっぱい追いかけられないし、まだガツンと来たわけじゃないのでそこまでハマるかまだ躊躇してるけど、地元に来る舞台くらいはせっかくだし見たいなぁ。

ところで昨日、崎山つばささん(さっきーなどとがっつりファンしてる人に怒られそうな呼び方を心のなかでしている)のメルマガに登録したら来た確認メールを読んでいたら、その直後にバンプレナビからTIGER & BUNNYのバニーちゃんの誕生日グッズの案内メールも来てて、まるで2.5次元の俳優さんたちのようにバニーちゃんも実在アイドルみたいな錯覚に陥った。「あっ、ごめんね、バニーちゃんのこと忘れたわけじゃないからね」って。

明日、ACCA13区監察課の朗読劇のチケット抽選結果が来るので、それが決まればいろいろ動く。

はじめに

SNSに疲れたので、自己完結的なブログをすることにしました。


好きなことをテキトーにつぶやきます。


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